2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
交通広告代理店に勤務して3年目の営業担当奥田浩介が、今ではクライアントの広報担当となっている、中学時代に周囲から「学年有数のバカ」と蔑まれていじめられていた渡来真緒と、10年ぶりに再会し、その変貌ぶりに驚きながら交際を始め…という展開のオカ…
芸大受験を目指して浪人している19歳の予備校生一本槍歩太が、10年来心を病んで入院中の父を担当する8歳年上で交際中の彼女の姉でもある精神科医五堂春妃に恋い焦がれるという設定の恋愛小説。 年上の女性に恋心を持ち、それがかなって行くどきどき感わ…
叡山電車沿線の美大に通う20歳の学生南山高寿が、出会うべき運命にあった20歳の美容専門学校生福寿愛美に、2010年4月13日に通学中の車内で遭遇して声をかけてから40日間の交際を描いたSF恋愛小説。 基本的に南山サイドの視点で描写されていて…
クラブの後輩の黒髪の乙女に一目惚れしストーカーのようにつけ回しては偶然を装って目の前に現れ続ける「私」と、それを奇遇と受け止める「彼女」の半年の交錯を描いた小説。 5月終わりの先斗町飲み歩き編、真夏の下鴨古本市放浪編、京大11月祭ゲリラ興行…
海上自衛隊の潜水艦「きりしお」で実習中の夏木大和と冬原春臣が、巨大ザリガニの大群の襲撃を受けて横須賀基地の春祭りに来ていた子どもたちを逃がしきれずに「きりしお」内に籠城することとなり、救助を待ちつつ子どもたちの不満と離反対立に悩まされ…とい…
国産超音速小型旅客機開発プロジェクトの試験機スワローテイルが四国沖の高度2万メートルで爆発、続いて同じ空域で高度1万メートルから2万メートルへの急上昇の演習中のF15Jも爆発という事態を受け、スワローテイルプロジェクトから調査のために自衛…
船岡市役所生活福祉課に勤務する26歳のケースワーカー佐々木守は、受給停止に励むようにとの課長の指示を受けて担当の受給者を回るが、受給者を詰問しても抵抗を受けて辞退届を取れない日々を送っていた。そんなある日、同僚で遣り手の宮田有子から、7年…
満員の地下鉄で勤務先のソウルの金融会社への通勤を続けて3年のケナが、大学の同期生で新聞記者になるべく挑戦中の恋人ジミョンと別れてオーストラリアに渡航し、さまざまなバイトをしさまざまな出会いを経て変わっていくという小説。映画「ケナは韓国が嫌…
コンピュータに脳の記憶と意識を移し(アップロードし)デジタル世界で永遠に生きることに向けた研究とその可能性を語る本。 プロローグ段階で衒学趣味的なあるいは自己陶酔的な(15歳にして自慢の美尻だったそうだし)語りに既に倦怠感を持ちつつも、攻殻…
ムーミントロールとムーミンパパ、ムーミンママらと周囲のものたちが交流し冒険しながら思い思いに振る舞い問題を乗り越えて行く様子を描いた童話。 アニメと有名な童話シリーズだということしか知らず、今回初めて通しで読んでみたのですが、前の話が前提と…
トーベ・ヤンソンが自閉スペクトラムの特性を持つ「ニューロマイノリティ」であり、ムーミン・シリーズのキャラクターはトーベ・ヤンソンの個性が反映されてニューロマイノリティの特性を持つという仮説を立て、そのように読むことで読者にニューロマイノリテ…
腸内、口腔内、皮膚等の常在細菌叢の重要性、常在細菌叢の乱れによる病気、不調、常在細菌叢の乱れの原因(偏った食事、不規則な生活習慣、抗生物質などの不要な薬物の使用、加齢、過度な衛生環境)、常在細菌叢のコントロールには善玉菌の口腔からの投入(…
ゴミの収集・運搬、中間処理、最終処分の実情等について説明した本。 自らゴミ収集等の作業に従事し、清掃労働者の過重労働や危険、通行人の反応とそれに対する清掃労働者の対応と心情を自らあるいは身近に感じながらレポートする姿勢は、労働者側の弁護士の…
物理学について、力学、電磁気学、熱力学、波動、分子・原子の各分野に分けて解説した本。 「はじめに」で「この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ」とされ、サブタイトルは「挫折…
技能実習生、留学生等として日本に在留するベトナム人女性が妊娠すると切り捨てられ帰国を強いられるなどして、著者が代表を務めるNPO法人に支援を求めてきた事例を通じて、技能実習生らの置かれた状況、低賃金労働者として利用する企業の身勝手さと無知…
日本列島の成り立ちを地学的に解説し、その気象や資源などの特徴を説明した本。 プレート境界に位置することから地震が多く、プレートの沈み込み帯上にあるために火山が多いことに加え、太平洋の西端の北側に位置するがために台風が集中し、同様の事情で強力…
夫の仕事の関係で9年間ニューヨークで暮らした著者が、ニューヨーカーの気質や生活、習慣、志向などを綴ったエッセイ。 他人の自由を尊重し、他人の目を気にせず我が道を行く、しかし気さくに話しかけてくるという人間関係が気楽で、著者のお気に入りという…
残業代請求のための弁護士実務について解説し、労働者側の弁護士にフル活用するように叱咤激励する本。 著者の学識というか法と判例を考え抜いた成果に満ち、かつ戦闘的な姿勢が際立っています。労働者側の弁護士として、感嘆し、自分がここまでできていなか…