2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
少女を主人公として多くの女性に読まれてきた名作(少年少女世界文学全集的な)少女小説「小公女」、「若草物語」、「ハイジ」、「赤毛のアン」、「あしながおじさん」、「秘密の花園」、「大草原の小さな家」シリーズ、「ふたりのロッテ」、「長くつ下のピ…
大好きなパパが病死し、時々調子のいい日は人間に戻るが大部分の日は人形状態のママと2人暮らしの10歳の佐伯章子に、20年後の30歳の章子からと書かれた励ましの手紙が届き、それを受けて返事を返す方法を思いつかないままに章子が30歳の章子への返…
花王株式会社の法務・ガバナンス部門統括担当の執行役員である著者が、法務部の仕事とそのあり方、法務部員の心がけ等を論じた本。 ふつうの発想/感覚では、会社では利益を生み出す製造・販売(営業)あるいは企画などが本体業務で、法務部はそのサポートとい…
介護事業者が、利用者やその家族による介護職員に対するハラスメントを防止したり、ハラスメントがあった後にどう対応するかについて論じた本。 利用者によるハラスメントは、本来のセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントと異なり、行為者が使用者の…
裁判所の仕組み、裁判を担う法律家(裁判官、検察官、弁護士等)、民事・刑事等の裁判手続と司法制度改革について概説した本。 1998年に出版された初版から少しずつ改訂しているということからだと思いますし、まぁ確かに一回書いたものを大幅に書き直す…
NPO法人POSSEが2019年4月に立ち上げた外国人労働サポートセンターでの外国人労働者からの相談と支援活動の経験を元に日本での外国人労働者の実情とその改善のためになすべきことを論じた本。 行政書士事務所が、そこで働く外国人労働者からパスポートと…
何十冊と本を出し大成してルーフバルコニーのあるマンションに住む作家が、何十年か前に、全日本体重別選手権で1度だけ優勝したその世界ではある種奇人変人として知られた孤高の柔道家ハラショウこと羽良勝利の取材を続けて書いたが出版しなかった「格闘」…
スクールカウンセラー、保育・介護職など(弁護士も含む)でのコミュニケーションについてのあるべき論やノウハウを解説した本。 第1部「理論編」が15章構成でほぼ200ページ、第2部「実践編」が執筆者15人で19ページというのは何なんだろうと思い…
1974年以来概ね6年おきに実施されている青少年の性行動全国調査のデータを中心とするアンケート調査の分析と関連する論考を組み合わせて若者の性行動の変化・推移とそれをめぐる社会側の受け止め等を論じた本。 前半の調査データの分析は、主として統計…
弁護士である著者が休業して世界を放浪中にその地の裁判所を訪れた際の裁判所・法廷の様子、裁判官の雰囲気(スケッチもあり)、垣間見た裁判の審理の様子などを綴ったエッセイ。 外国の裁判所について紹介した本はたいていは研究者が文献等で研究したその国…
毎日新聞の科学記者が、科学系の話題を題材に書き綴ったエッセイ。 週刊誌(サンデー毎日)の連載コラムで、1つ900字内外(1行40字で19~23行)なので、軽く読める反面、物足りない/書き足りないきらいがあり、たいていは同じ話題で続けて2~4…
検察官の不起訴処分について審査する6か月任期の11人の一般人からなる検察審査会について学者の立場から検討し解説した本。 検察審査会は戦後すぐ検察官改革としてGHQが、アメリカ同様の大陪審(一般人からなる大陪審が起訴・不起訴を決定する)と検察…
大学生向けに、日々の生活や今後の人生で関わりを持ちそうな法律について取り上げて説明した本。 さまざまな領域での法律問題を解説していて、法律に関心を持ってもらうという点で適切な本だと思います。 他方で、一人で幅広い分野を書くことには限界があり…
会社の目標や計画を粉飾して銀行から多額の融資を受け上場させて株価が高騰したところで売り抜けて経営者を大儲けさせて自分も多額の金を抜いて会社を渡り歩く行方馨をメインキャラクターとして、それに高い能力なり運を持つとされる多数のキャラクターを絡…
作者が自分の父井上光晴(白木篤郎)と瀬戸内晴美・寂聴(長内みはる・寂光)の関係、それを見つめる母(笙子)を描いた小説。 帯にも「小説家の父、美しい母、そして瀬戸内寂聴をモデルに、〈書くこと〉と情愛によって貫かれた三人の〈特別な関係〉を長女で…
2021年11月9日に99歳で死去した瀬戸内寂聴のラジオ番組での語り・対談を出版した本。本来は2022年5月15日の100歳の誕生日に合わせて刊行する予定だったと「はじめに」に書かれているのがせつない。 1998年に「源氏物語」の現代語訳を…
菱川師宣の「表四十八手 恋のむつごと四十八手」を紹介し、それに合わせてその後の春画を紹介した本。 元来相撲の決まり手であった四十八手が性的な意味を持つようになったのは1679年に刊行された菱川師宣の「表四十八手 恋のむつごと四十八手」と翌年の…
江戸時代以前の肉筆春画から江戸時代の浮世絵春画に至るまでの代表的な作品をカラー図版で掲載し紹介した本。 男女の(男男、女女もありますが)交合の様子を、特別な場面としてよりも、日常的に、ところ構わずという風情で描き、仲のいい庶民の夫婦、新婚夫…
江戸時代の春画の中に描き込まれている道具や食べ物、動物、着物等の文様などから、描かれているシチュエーションや絵師の狙いを解説し、併せて江戸時代の生活・風俗等を紹介する本。 もっとも、春画そのものに描き込まれた物等の解説は、「はじめに」で取り…
テレビ番組「医学の窓」に呼ばれて「死体の声を聞こうとしない警官や医者が多過ぎる」と発言した光崎に対し、テレビ局のサイトに「親愛なる光崎教授殿。インタビューではずいぶん尊大なことを言っておられたが、ではあなたの死体の声を聞く耳とやらを試させ…
60代の傲岸不遜で解剖の腕は超一流の光崎藤次郎率いる浦和大学法医学教室を舞台とする「ヒポクラテスの誓い」シリーズ第3作。シリーズ初の長編作品です。 MRI画像診断で肝臓がんとされた死者に直近までの検査で肝臓の異常がなく自覚症状もなかったこと…
埼玉県警のサイトの掲示板に「修正者:コレクター」を名乗る者が「すべての死に解剖が行われないのは、わたしにとって好都合である。埼玉県警は今後県下で発生する自然死・事故死において、そこに企みが潜んでいないかどうか見極めるがいい」という書き込みが…
メス捌きの技量、豊富な知見、判断の正確さを持ち合わせ圧倒的な能力を持つが傲岸不遜を絵に描いた性格と相手を選ばず歯に衣着せぬ物言いをする60代半ばの解剖医光崎藤次郎が率いる浦和医大法医学教室に、指導担当の津久場教授の指示で押し込まれた研修医…
旅についてのエッセイをまとめた単行本に、他で書いたエッセイを追加して文庫本化したもの。 旅好きな著者が、まぁ旅の仕事は旅ができると喜んで受けるがほとんど仕事に時間を取られ食べ物すら好きなようには食べられないと、十年以上混乱した後、ほんの数年…
編者の書いた耽美的な短編小説集(であるかのようなタイトルではありますが)ではなくて、編者が選んだ短編小説・随筆・詩歌の作品集。 この手の作品集は、30年あまり前、私が「アラサー」だった頃に「ちくま文学の森」というシリーズが出版されて、その頃に…
名誉毀損等の権利侵害となるインターネット上の書き込み等の発信者情報の開示に関して、従来よりも迅速に対応できる新たな裁判制度の創設等を定めた「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」の改正について、所管行…
自転車(運転者)が加害者となる交通事故についての裁判例を整理して解説した本。 私は、交通事故は専門としておらずあまり取り扱っていない(事務所の同僚の伊藤まゆ弁護士が交通事故の専門家なので、相談が来たら回してしまうため…)ので、基本的に一般教…